おおば裕子
おおば裕子おおば裕子

高次脳機能障害を「障害福祉計画」にしっかり位置づけて

1月30日
平成21年度高津市民館 平和・人権学級Ⅱ「あなた」も「わたし」も主人公 (「人権=ひとりとりが幸せに暮らすための権利」を考える会=主催)の第3回目のテーマ『見えにくい障害・高次脳機能障害の現場から』に参加をさせていただきました。私は、この高次脳機能障害については、知人の息子さんがこの障害であるためにいじめにあったり、福祉の支援がないためにご家族もたいへんな苦労をされていることを知り、この障害の特性を多くの人たちに理解してもらうための啓発活動や相談窓口の設置や実態調査の実施など、議会で繰り返しとりあげ、この集会の中でもお話をさせていただきました。
横浜市では、障害福祉計画(09年4月)の中にしつかりと位置づけ、患者や家族のニーズに応えようと2010年度にもこの障害に特化した支援センターをたちあげようとしています。川崎市は、まだまだとりくみは不十分です。1月24日に、ラゾーナ川崎で、シンポジウム(約130名参加)が初めておこなわれ、行政サイドも参加をしたときいていますが、さらに、この分野での施策が前進していくよう、取りくんでいきたいと思います。

高次脳機能障害
交通事故や脳卒中などの脳血管疾患の後遺症として起きる障害。障害は言われたことや行った場所を覚えられなくなる、集中力や意欲が低下する、衝動を抑制できなくなる、計画を立てるなど段取り良く物事を運べなくなるなど。目に見える障害でないため、周囲から理解されにくく、社会生活を維持するのが難しくなる。

(キーワード朝日新聞より)