おおば裕子
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2020年川崎市議会第5回定例会(9月議会)詳報・その3

9月議会・決算審査特別委員会
文教分科会(教育委員会関係)質問

(1)義務教育施設整備費のエレベータの設置について質問しました。(9月25日)

義務教育施設整備費のエレベータの設置について、伺います。

自然災害が多発する近年、学校施設は、地域の避難所としての役割、地域防災拠点としての機能が増しています。

質問①
 そこで、エレベータの設置についてです。バリアフリー化の一つとして実施している市立学校の現在のエレベータの設置状況について伺います。また、2019年度のエレベータを設置した学校名と支出額について伺います。

答弁①
エレベータの設置状況等についての御質問でございますが、
市立学校では、これまでに、 152校でエレベータを設置済みでございます。
令和元年度(2019)はバリアフリー化推進事業において、殿町小、大島小、渡田小、坂戸小、西有馬小、岡上小の6校に設置しておりまして、決算額は約2億8,100万円でございます。
また、再生整備事業におきましては、校舎の改修工事に併せて、住吉小、西梶ケ谷小、稗原小、菅生小、住吉中、生田中の6校にエレベータを設置しております。

質問②
 2019年度に設置されたエレベータは計12校で設置済みは152校となり、設置率は86.85%です。小学校は114校中未設置が21校、中学校は52校中未設置が2校で計23校が未設置です。
かわさき教育プランの2021年度の目標である150校を超過しました。未設置になっている23校についても、速やかに設置していくことが求められますが、設置の見通しと2020年度の計画について伺います。

答弁②
今後の計画についての御質問でございますが、
バリアフリー化推進事業によるエレベータの設置につきましては、毎年5校程度で行っているところでございまして、令和2年度(2020)につきましては、バリアフリー化推進事業で新町小、下平間小、栗木台小、菅生中の4校、再生整備事業で藤崎小、古川小、久地小、渡田中、西高津中5校の設置を予定しております。

意見要望です。
 昨年の東日本台風の時には、体育館ではなく校舎が避難場所として活用され、地域の住民もエレベータを利用されたところもあると伺いました。そうした災害に備えて、2020年度は、整備計画は9校です。第2期計画の最終年度の2021年度までに、文字通り未設置の14校がすべて完了できるよう推進をはかることを要望しておきます。