おおば裕子
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川崎市議会第4回定例会(6月議会)本会議、日本共産党の代表質問より

6月11日の川崎市議会第4回定例会本会議で、日本共産党の片柳進議員(川崎区)が代表質問に立ちました。

代表質問に立つ片柳進議員

市議会本会議(6月議会)で代表質問に立つ片柳進議員/2020年6月11日

片柳議員は、新型コロナウイルスの影響で経営状況が悪化、倒産の危機にひんする医療機関もある中、補正予算での医療機関支援のための市独自支出が5月、6月ともゼロなのは異常だと指摘。早急に市独自の支援制度を作るべきだと迫りましたが、福田紀彦市長は、市独自の支出はしない考えを示しました。

また、片柳議員は、コロナ第2波を食い止めるために、医療、介護、福祉施設のPCR検査を優先的に進めるよう求めましたが、市は最後まで「検査対象は広げない」という答弁でした。

そのほか教職員の働き方について、ほとんどの教員が休憩時間を取れないまま勤務している実態の中、昨年から導入されたICカードによる出退勤管理では、あらかじめ休憩時間の45分が勤務時間から差し引かれて記録される運用になっていることを指摘。「勤務実態の虚偽報告は許されない。即刻改めるべきだ」とただしたのに対し、石井宏之教育次長は「休憩時間に勤務した分は勤務時間として取り扱っていない」と答えました。

新型コロナウイルス関係の質問の要旨はつぎのとおりです。
(各項目の番号は質問順ではありません。)
*見出しをクリックすると、各項目の詳細をご覧いただけます。

1:コロナ対応、コロナ後の社会を考えて臨海部の不要不急の事業は見直すべき
2:PCR検査の対象者を広げ、医療・介護・福祉施設への優先的検査を
3:保健所の職員を53人削減―職員を増員してコロナ第2波に備えよ
4:医療機関への市の独自支出ゼロ―財政支援は待ったなし