初の君島ちか子県会議員の本会議代表質問を傍聴しました。(12月3日)
中原区から36年ぶりに県会議員として君島さんを議会に送り出し、初めての代表質問に中原区からも貸し切バスを出して大勢の人たちが参加し、また椎葉かずゆき参議院比例予定候補も傍聴に駆けつけました。私も12月議会が始まったばかりで代表質問の準備の最中で、今回は、「難しいかな」と思っていましたが、自分の分担のところをなんとか目処をつけて行くことができました。
本会議の演題にたつ君島さんは、いつもと変わらず、度胸も座っていました。傍聴者もドキドキ心配することは無かったと思います。労働分野で 仕事をしてきた君島さんだからこその質問が続きます。県職員、深夜1時2時まで残業するなど、過酷な労働実態をしめし、成果目標をもつべきではないと質したのに対し、黒岩知事は「何をしたかではなく、何ができたか」で評価するとはねのけました。全日制に入学できず不本意入学などで3000人にもおよぶ高校の中途退学者の支援をどうするのかを質したのに対し、自分にあった進路、学び直しができるクリエイティブスクールなどニーズに対応できると教育長が答弁するなど、冷たい県政であることがよくわかりました。そうした答弁に対し、議場から「よーし。よーし」という掛け声がありオール与党の姿が垣間見ることができました。
質問終了後の懇談では、県知事は、県がブラック企業であることを表明したのと同じだと意見が出されたり、質問で取り上げてくれたと不当解雇を受けた神奈フィルの方や県の管轄となった社会福祉法人の関係の方などから感謝の言葉がありました。
県民の切実な要求や声を取り上げることができるのは共産党であり、空白だった県会に6人の議員が風穴をあけているなと感じて帰ってきました。県議会の傍聴は、私自身も初めてでしたが、良い刺激となり、自分の持ち場である川崎市議会で頑張ります。
君嶋さんの質問項目は、以下の内容でした。
1、予算編成方針について
(1)財源不足と財政基金の積み増しについて
(2)県民生活を守る予算編成について
2、神奈川県にかかわる働き方について
(1)県職員の成果主義や数値目標について
(2)県職員の適切な職員配置や職場環境の整備等について
(3)県が関与する団体での働き方について
(4)神奈川県総合リハビリセンターの指定管理料について
3、社会福祉法人への指導のあり方について
4、産業技術センターの地方独立法人化について
(1)地方独立法人化にかかる問題点について
(2)産業技術センターのあり方について
(5)県立高校改革について
(1)神奈川県の高校進学等にかかる状況について
(2)県立高校改革の撤回について
12月8日には、鶴見区選出の木佐木ただまさ議員が一般質問に立つ予定です。質問は、①給付制の奨学金、②原子力空母を抱える県としての災害対策、③介護事業所をどうささえるのかについて、質問をするとのことで、「傍聴にきてください」とのよびかけがありました。
帰りぎわ、議員団の控え室を見学してきました。