9・7集会『原発ゼロへのカウントダウンinかわさき』に参加しました。
3.11から3年半。福島原発事故によって故郷にもどれない人たちは13万人も及んでいます。川崎でも原発ゼロに向けての様々なとりくみなどに参加をしてきましたが、今回も会場いっぱいに人が集まり、参加者が心を一つになった集会となりました。
二人の講師を招いてのお話。海渡雄一弁護士による「大飯原発差止福井地裁判決と原発再稼働に抗する原発訴訟の課題」、さがみ生協病院 内科医師の牛山元美さん「被ばくの実態を知る~子供たちへの影響を中心に~」のテーマでした。
大飯原発差止福井裁判は、「経済的な利益活動よりも人の命と暮らしに優るものはない」とした画期的は判決分を声に出して読み上げてほしいと海渡弁護士。福井地裁に続きて避難中に自ら死を選んだ女性への賠償命令を下した判決も大変重要です。この二つの判決は根本から言えば、「人類と原発は共存できない」ということを示すものです。
牛山医師のお話を聞いて、改めて放射線量の測定を継続していくことの重要性を実感しました。福島原発事故から1年後の8月○日に数値が上がった日があり、その日は、原発建屋3号機の瓦礫を除去する作業が行われていたなど、気象や風向き、建屋の状態などによって放射線量の数値に動きに変化があることもよくわかりました。チェルノブイリの原発事故は、直後は甲
状腺がんを発病は、子どもは少なかったのは、検査ができるエコーが2台しかなかったことによるもので、4年後台数が増えたことでがんの発症率が増えたとのこと。むやみに安全といえるものはないということ。様々な裏付けされた資料が紹介され、放射能汚染による子どもたちへの影響について、改めて考えさせられました。印象的だったのは、最後に牛山医師が「学び、考え、理解して正しいと思うことを主張し、行動する自由を奪われないように・・・・声を上げ、行動しよう」と、締めくくってくれたこと。闘う女医さんだと励まされ
ました。
その後は、福島原発神奈川訴訟原告団、原発ゼロ市民共同かわさき発電所、原発メーカー訴訟、リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会、憲法問題など各代表者からの報告がありました。