① JR武蔵小杉駅安全対策について(予算審査特別委員会の質問)
JR武蔵小杉駅の安全対策について、まちづくり局長に伺います。
◎質問①
JR武蔵小杉駅の各路線のラッシュ時の混雑は、人道的なものではありません。東横線JR南武線、JR横須賀線の各武蔵小杉駅の朝の乗降客数について伺います。
◎答弁① まちづくり局長
武蔵小杉駅の乗降客数についての御質問でございますが、東急武蔵小杉駅につきましては、平成25年5月東急電鉄の公表によりますと、平成24年度の1日平均乗降人員は18万9,331人どなっております。JR武蔵小杉駅につきましては、平成25年7月 JR東日本の公表によりますと、平成24年度の1日平均乗車人員は10万8,046人であることから、乗降人員につきましてはその倍の約21万6,000人と考えられます。なお、朝の乗降客数につきましては、東急電鉄及びJR東日本ともに公表されておりません。また、JR東日本によりますと、南武線と横須賀線の乗車人員は個別に集計されていないと伺っております。
質問②
朝の乗降客数は東急、JRとも好評していないとのことですが、乗降客数は、 10万人を超え、朝夕に集中しているというのは明らかです。乗降客数については、JRは、武蔵小杉駅の南武線と横須賀線をあわせた 1日の乗車客数を調査しているとのことですが、各路線の駅ごとに利用者の調査をおこなうように要請していただくよう求めておきます。次に、1月8日に南武線と東横線の連絡通路で発生したエスカレーター事故については、現在、警察捜査と国士交通省で調査し原因究明が行われているとのことですが、停止状態が2か月以上も続いていることについて、市民からも問い合わせがあります。また、1月27日朝の 8時頃の通勤通学のラッシュ時に、南武線武蔵小杉駅と横須賀線小杉新駅を結ぶ地下通路の動く歩道が、停止状態になっていました。停止した原因について、 JR から報告があったのか、原因と対策について伺います。
◎答弁② まちづくり局長
南武線武蔵小杉駅と横須賀線新駅を結ぶ動く歩道についての御質問でございますが、1月末に動く歩道が停止したことにつきましては、JR東日本に確認したところ、平成26年1月27日、早朝の日常点検において、事故や故障を未然に防ぐために交換が必要な部品があったことから、一時的に停止して作業を行っていたと伺っております。JR東日本では、こうした日常点検や月1回の法定点検を実施することにより、事故防止などの安全対策を引き続き行っていくとのことでございます。
◎要望・質問③
丁度、歩く歩道が停止した時間帯に出くわしましたが、ラッシュ時にもかかわらず、動いているはずの歩道が停止しているので、戸惑っていた人は私も含めて大勢いました。先ほど交換の必要な部品があったことから一時的に停止をして作業をおこなったとの答弁がありましたが、安全対策ということであれは誘導員を配置するとかせめて表示をすべきです。 JRに要請するよう求めておきます。次に、2014年度予算では、東横線武蔵小杉駅にホームドア等整備促進事業費として2千万円が計上されています。私も東横線下りの小杉駅でホームから人が転げ落ちるのを目の当たりにして、非常ボタンを押した体験があり、実感としてホームドアの必要性を感じてきました。東横線武蔵小杉駅にホームドアの整備にいたった経過について伺います。また、JR武蔵小杉駅は、ラッシュ時の混雑が激しくホームの狭さから鑑みても事故につながりかねません。安全対策として、JR武蔵小杉駅にもホームドアを整備することを JR に申し入れ、具体化をすべきと考えますが、伺います。
◎答弁③ まちづくり局長
武蔵小杉駅へのホームドア整備についての御質問でございますが、はじめに、東横線武蔵小杉駅へのホームドア整備に至つた経緯についてでございますが、本市では、これまでホームの安全対策として、「神奈川県鉄道輸送力増強促進会議」を通じて、ホームドアをはじめとするホームからの転落防止施設の設置について、市内各鉄道事業者に要望してきたところでございます。また、ホームドア設置のための補助制度の検討に当たり市内各鉄道事業者へホームドア整備の予定について、ヒアリングを実施したところ、東急電鉄から、平成26年度に東横線武蔵小杉駅にホームドアを整備する意向を確認したととろでございます。次に、 JR武蔵小杉駅へのホームドア整備についてでございますが、 JR東日本は、平成30年度までの安全5力年計画を策定しており、その計画によりますと、山手線の23駅で整備を完了するほか、他の線区での整備計画を立て、順次整備を進めるとのことでございます。本市といたしましては、 JR東日本に対し、武蔵小杉駅を含む市内主要駅について、この度、創設いたします。補助制度の積極的な活用による、ホームドアの整備促進を要望してまいりたいと考えております。
◎意見要望
JRに対して武蔵小杉駅を含む市内主要駅について、ホームドアの整備促進を要望するとのことです。ぜひ推進をお願いします。また、現在、事故の原因究明をしているエスカレーターや歩く歩道の故障は、キャパがこえているのではと、容易に推測してしまします。安全対策が求められますが、横浜市では、JR横須賀線東戸塚駅でJR東日本と混雑緩和などでの協定が結んだと報道がありました。川崎市でも、JRともにまず駅利用者の動き方を確認する流動調査などをはじめとして JR と協定を結んで対策をはかっていくべきと思いますので要望しておきます。今後、さらの混雑が予想されるので注視し、とりあげていきたいと思います。