おおば裕子
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講演と懇談のつどい―「障がい者が心豊かに暮らせる川崎を」

6月10日、日本共産党川崎市議団は講演と懇談のつどい「障害者が心豊かに暮らせる川崎を」を開催しました。
車いすで生活する家平悟さん(障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会事務局次長)に、「障害者、家族の期待した新法とはなにか、障害者自立支援法の延命による障害者福祉の問題点」をテーマに講演していただきました。

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家平さんは、政府案は最大の問題である応能負担、日割計算などは全く解決していないと指摘。「自分の家庭では妻が働いているため課税世帯となり、私が作業所に行く、ヘルパーを使う、移動支援を使う、合計で年間50万円ほどの利用料の支払いが生じる。家族負担はおかしい」と話しました。
民主党政府は障害者自立支援法の廃止と新法の制定を約束し、障害者と「骨格提言」を合意したにもかかわらず、この基本合意を守ろうとしていません。司法の場で約束したことを守らないとは三権分立の原則を破るものだ、と家平さんは厳しく批判し、「骨格提言」を実行させるために、引き続き取り組んでいきたい、と述べました。

その後、参加された障がい者団体・個人の方々からたくさんのご意見・ご要望をいただきました。今後の活動に反映させていただきます。